社会福祉法人 仁生社         

江戸川メディケア病院

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟とは

『患者様の“できるADL(日常生活動作)を”を増やし、“しているADL”へ変える場所』

脳血管障害や骨折の手術などによる急性期の治療を終え、病態が比較的安定した患者さんに集中的にリハビリを行い、在宅復帰や社会復帰を目指す場所です。
起床から就寝までの間の食事や着替え、整容、排泄など日常生活動作そのものをリハビリととらえます。
自宅や社会に戻ってからの生活を、少しでも元に近づけるためのリハビリテーションを専門に行います。

入院までの流れ

回復期とは

リハビリテーション医療は、回復の経過によって3段階に分けることができます。
急性期から維持期(生活期)までの間の「回復期」は、最も効果的に身体機能の回復や日常生活に必要な動作の改善が見込めると考えられており、 集中的にリハビリテーションを行うことで、その後、安定した日常生活を維持することにもつながります。
回復期に行うリハビリテーションや過ごし方により、回復の度合いは大きく左右されます。
そのため適切な訓練内容が行え、十分なサポートのある環境を整えることが重要です。

リハビリテーションについて

病気やけがなど、さまざまな疾患が発症し治療を受けた後、社会復帰のために行う訓練を総称して「リハビリテーション」といいます。
リハビリテーションの中には、日常生活が快適に送れるよう行う身体的・心理的訓練や、社会復帰をめざす職業指導などの種類があります。
リハビリテーションは、医師や看護師など普段から関わることのある医療従事者だけでなく、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などスペシャリストも携わります。
患者さん一人ひとりに合わせたスケジュールが組まれ、ストレスなく在宅・社会復帰ができるよう、サポートしています。

リハビリテーション病棟の特徴

入院期間は最大60~180日(詳しい入院期間はコチラ)、リハビリテーションは1日最大3時間を行い、社会・在宅復帰をめざします。
厚生労働省により、リハビリを行う時間は1日最大3時間(9単位:1単位=20分)までと決められています。
患者さまの体への負担を考慮しながら、1回のリハビリ時間を20分や40分と短くして数回に分けたり、可能であれば、60分を3回行うなど組み合わせて行っています。
他にも、安心してご自宅に帰れるよう、退院前にご家族やケアマネの方と患者さんの状態を確認していくとともに、退院後に使える介護保険申請のお手伝いや各種サービスの調整など、 在宅への復帰に向けてさまざまな取り組みが行われています。

チーム医療

回復期リハビリテーション病棟では、毎週1回多職種カンファレンスを実施し、患者さんが一日も早く快適な日常生活を送ることができるようサポートしています。
多職種がかかわることで、入院中から在宅復帰・社会復帰を実現するまで、段階に合わせて適切なサポートを行います。

多職種カンファレンス様子

多職種カンファレンス

病棟レクレーションの紹介

当病棟では、リハビリの一環として集団レクレーションを実施しています。
体操や口腔機能・認知機能を高めるだけでなく、レクレーションに参加することで他者交流する機会ともなり、自発性、活動性が向上するなどの効果があると考えます。
リハビリのない日には、変化のない時間をベッド上で安静に過ごすことで、ADLが低下したり悲観的になるなどのリスクも考えられます。
こうしたリスクを回避すべく、ベッドからの離床を目的とし、安全にそして感染防止対策に配慮された状態を確保しながら、以下の2部制で実施しています。
患者さんもスタッフも笑顔になり、楽しい時間を過ごすことができています。

「毎週土曜日」 14:30から 30~60分程度
「毎週日曜日」 14:30から 30~60分程度

作品紹介

作品1
作品2
作品3
作品7
作品4
作品5
作品6
作品8

退院後の支援について

退院後も在宅療養が必要な患者様に対して介護・医療サービス、当院の訪問診療や、法人内の訪問看護ステーションをご案内しております。
入院中にソーシャルワーカーや退院調整看護師と相談させて頂き、安心して退院していただけるように調整していきます。